04外遊帳 05 冬 05 春 05夏 05秋 06冬 06春 06夏 06秋 07冬 07春 07夏 07秋 08冬 08夏 08秋 09冬 09春
6月29日(日) サクラマス 釣りと料理。まだ暗いうちから浜へ向けて車を走らせた。サクラマス狙いだ。5時前から釣りを始めた。波は低く釣りやすい。 程なく40cmに満たないアメマスが釣れたが、後が続かなかった。 有名な場所なので人が多い。5時で20人以上はいるようだ。 最初に釣れたアメマス。35cmくらいだろうが、太い。 周りもあまり釣れていない感じだったが、圧倒的に魚をキャッチしている人がいる。一人連続でロッドを曲げていて羨ましかった。何かが違うのだろうなあ。 ヒトゴミを避けるために随分と歩いた。 7時頃、大き目の魚がボイルしているのを見た。そこに投げると一投目からアタリがあったが、乗らなかった。しばらく粘ると、再び強いアタリがあり、今度は上手くのせることが出来た。 ヒットした魚がジャンプした。サクラだ! 強い引きで、緩めにセットしてあるドラグは何度か出された。 慎重に弱らせ、波に乗せて無事取り込むことが出来た。 52cm。丸々と太った、銀色のサクラマスだ。 その後もしばらく場所を移動しながら釣ったが、日が高くなるにつれ、魚の反応は薄くなった。 釣り始めた場所に戻ると、あれだけいた人がわずか数人になっていた。 昼からは漁港で何匹かアメマスを釣り、家に帰った。 50cm弱なのだろうが、非常に強い引きだった。 この日釣ったサクラマスはサムライ70、最大のアメマスはサムライ110だった。 家で、妻と娘に料理を振舞った。家族のためだけの「まあきち亭」だ。 オクラ納豆と豚キムチ。サクラマスと関係がないけど、私が食べたかったから。 娘は5歳のクセに、キムチとか塩辛とか酒のつまみのようなものが好きだ。 中骨と頭と尻尾でアラ汁を作る。一度沸騰したら魚を水で洗ってから新しいお湯でもう一度茹でる。 その汁を使ってうどんを作った。これは美味い。冷たくても美味そうだし、そうめんも合いそうだ。 左がハラスで右が切り身の塩焼き。切り身は1度塩だらけにして余分な水分を出した後に、水で塩を洗い落とし、キッチンペーパーで水分をふき取って焼く。こうすると味が濃くなる(ような気がする)。ハラスは油が乗っていて最高に美味いが、どちらが好きかは好みが分かれるところであろう。 最後に茶漬けで〆た。昆布茶と梅干を入れたサクラマス茶漬けを妻も娘も喜んで食べた。娘はこんな美味しい料理は食べたことがないとお世辞をいった(普段の食生活を疑われるので微妙な評価だ)が、これは本当に凄く美味いのだ。 で、これまたサクラマスと関係ないけれど、右が梅を追熟させているところ。 今年もすっぱーい梅干を作るのだ。 6月15日(日) 北の湿原に幻を追う パート44回目の湿原幻ツアー。イトウを釣ったのも、姿を見たのも1回目だけだ。けれど、この時期に湿原に入るのは初めてだったので期待をしていた。 色々と仕事上の調整をしたり、イベントを土壇場でキャンセルしたりの釣行だったが、今回もイトウの姿を見ることはできなかった。 初夏の湿原は、秋や春先とは違う鳥に出会えた。 イワツバメやショウドウツバメ、アマツバメといったツバメがたくさんいたのが印象的だった。 大きい鳥は、チュウヒとオジロワシとタンチョウを見た。 ウグイはたくさん釣れた。この腹、何が入っているんだろう。 帰りは木にくっついているキノコとルアーを回収しながらカヤックで下った。 ウグイしか釣れない釣りだったけれど、楽しかった。 通っていればいつか釣れるだろう。と、そんな気持ちにさせられる釣行だった。 そして、出会うのが困難なほど、釣った時の感動は大きいはずだ。 今回のボウズは貯金みたいなものだね。感動の貯金。 次回はたまった貯金を下ろしたいものだけど。 ヌメリスギタケモドキ。たくさん生えているし肉厚なので、次回はキャンプで酒の肴にしよう。 家で、醤油と味醂と酒と砂糖で煮た。結構美味かった。 6月9日(月) カナヘビに出会う平日休みなので、ちょっといい川に遠征しようかと思っていたが、実際には朝ゆっくりと家を出て、ようやく竿を出したのは14時30分頃だった。それはなぜかと言うと、まつさんと一緒だからだ。 途中鳥を撮ったり、漁港を偵察したり、なんやかやまったりとしているうちにお昼になる。 で、お昼になれば当然 「飯にしますか」 ということになるのだ。まつさんと一緒だからね。 こんなのを撮っていたり、 こんなのを撮っていたら、昼になってしまった。 ようやく、竿を出したら、とたんに激しい雷雨となった。 おっかないので橋の下に避難して、雨が止むのを待った。 土砂降りになった。すぐ近くに雷が落ちると、怖い しばらくして雨が止んだので釣りを始めた。 魚はそれほど出ないけれど、カナヘビを見つけた。 カナヘビは子どものころはしょっちゅう捕まえて遊んだ。 北海道に来てからは、1度見かけたきりだ。 手の上に乗せると温かいせいなのかじっとしていた。 尻尾がとても長い。 トカゲやヘビといった爬虫類は結構好きだ。かわいいと思う。 ポイントを変え、更に上流に入ると小さい岩魚が山ほど釣れた。すべて20cm以下だ。 最後に20cmほどの山女が釣れて嬉しかったが、今はまだ道東は禁漁なので、ゴメンなさいと放した。 今日は写真の極小ラパラに反応が良かった。 5月25日(日) あー はずかしいキンゾーさんと、まつさんと、釣りに行った。どこにしようか迷って、湖にカヤックを浮かべてのんびりしようということになった。 けれど、着いてカヤックを膨らませている間に強風が吹きはじめ、艇をおろすという感じではなくなってしまった。 それで結局川で虹鱒を釣るというプランに変わり、2つの川で竿を出した。 1つの川では40cmオーバーの虹鱒が釣れたが(足もとでバラシタので釣れてないな)、コンディションが悪い魚だったので、かわいそうというか、おもしろくないというか・・・。もう少し暖かくなって、元気になった虹鱒を釣りたい。 釣り場の近くに美味しそうな大きさの独活があった。 結局その日は、他に小さいニジマス一匹(ああ、これも足もとでバラしたな)と、ウグイ一匹(おお、これはちゃんと釣ったぞ)が釣れた。ウグイが一番ひいたよ。 車に帰る途中、いつも見るより大きな(そんな気がした)モズがいた。 キンゾーさんたちを車に長い間待たせて、撮影をした。オオモズじゃないかと思ったからだ。 雨もたくさん降ってきたけど、こんなチャンスはないと写真を撮りまくった。 家に帰って図鑑を調べると、どこからどうみても普通のモズだった。 まつさんや、きんぞーさんに、たくさん恥ずかしいことを言ったなあ。 「探すと見つからないけれど、探さないと見つかるものだ」 「あれが、オオモズだったら、60cmのニジマス並みの価値がある」 「あそこで引き返すという偶然がなかったら、オオモズには出会えなかった。偶然っていうのは不思議なものだ」 などなどなどなど。思い出すと赤面だ。 ずい分大きく見えた気がしたけれど、人の目は当てにならないものだな。 モズなんてしょっちゅう見ているのに・・・。 オオモズの色や特徴などはある程度頭に入っていて、見られる季節や色がオオモズの特徴と合致していないという認識がなくはなかったのだ。けれど「大きい」と思ったことで、他のことは全て「個体差じゃないか?」と思い込んでいてしまったようだ。都合よく思い込む頭だな。 雨宿りするように、葉っぱの下にとまっていた。 さて、夕方からはキンゾーさんの家で焼肉をやった。 肉もアスパラもウドも全部焼いて食った。 焼肉のタレにつけて焼いた独活。結構美味い。 アスパラの炭火焼。ホクホクしてこれまた旨い。 ビールやウイスキーでいつものように酔っ払い化した自分が、さらにハズカシイ。 キンゾーさんの部屋でアレコレねだってルアーと帽子をせしめた。さらにさらにハズカシイ。 まあ、それはそれとして、楽しい休日だった(それでいいのかなあ)。 5月24日(土) キビタキとコサメビタキ今娘がハマっているのは、恐竜。ほとんどマニアだ。折り紙で恐竜を折ってくれというので、ネットで調べて折ってみた。 簡単そうなのを選んだのだが、ちょっと苦戦した。 だって、折りかたが英語で書いてあるんだもん。 今日は、山を二つハシゴした。 キビタキとコサメビタキにたくさん出合った。 カッコーは少ないけれど、ツツドリがたくさんいた。森の緑はだいぶ濃くなっていた。 登山口で写真を撮っていたので、山登りに来ている人に何度か声を声を掛けられた。 「珍しい鳥がいるんですか?」 と聞かれ、 「色々いますよ」 と答えたけれど、別に珍しい鳥がいたわけではない。 声を掛けてくる方達は、山登りをするからといって鳥に詳しいわけではないので、この場所で15種類くらい見たと言うと驚いた様子であった。 ある方は、キビタキを見たいと言っていた。10分前まで目の前にいたというと、とても残念がっていた。 また別の方は、3年前まで住んでいた、私の大好きな町の方だった。 少しだけお話をさせていただき、名刺をもらった。こういう偶然の出会いは楽しいものだ。 アオバトの写真は初めてで嬉しいが、曇り空がバックではこれが限界だ。 シラネアオイがたくさん咲いていた。スコープでもこの程度の写真なら一応撮れる。 コサメビタキはとても地味だけど、スコープを通して見るととても可愛い。 キビタキはまだ囀っていなかった。 新緑に良く似合う 森は癒されるなあ。ここのところ忙しいので、こういう時間は大切だよ。 5月11日(日) 撮ろうと思うと撮れないんだよねえ。昨日山ほどルリビタキがいたから、湖畔をぐるぐる車でまわったり、河畔林を重たいスコープを担ぎながら歩いたけれど、ルリビタキは全く見つからなかった。オオアカゲラも見かけたけど、それも写真を撮る前にどっかに行ってしまった。しょうがないので十勝の森の奥深くに潜り込んだ。 ここでルリビタキを撮影できたけど、青い奴じゃなくて、メスか若いオスだった。 どうも撮ろうと思うと会えないんだよな。 ルリビタキのメスも、可愛いことは可愛いんだけどね。 キクイタダキ。どこにでもいるけど、知らないと発見できない日本最小の鳥の一つ。 しかし、この十勝の森では意外な鳥にたくさん遭えたし、ロケーションも良かったので、また来ようと思った。 ただこの時期、ダニがねえ。今日だけで4匹体を這い回っているのを見つけたよ。 噛まれなかったけど。 5月10日(土) 先週の気温はなんだったんだという中、アメマスを釣った。なんだか誤解があったようで、そのことを1年間気にして夢見が悪かったと言うHigeさんから湖で釣りをしないかとお誘いがあった。昨年、「軟弱釣り師とは微塵も思っていない」と外遊帳に書いたあれである。ちなみに昨年は雪の中で1尾しか釣れなかった。 今年はどうだったかというと、去年以上の寒さであった。5月に氷点下でガイドが凍りまくるとは思わなかった。 さらに、1週間前には20度を越える異常な暖かさからの急激な気温低下なので、魚の活性は低いことが予想できた。 フライマンが多い中、私とHiroshiさんだけがルアーであった。昨年の二の舞は嫌だったのでHiroshiさんにくっついて歩いた。彼と一緒なら間違いはないという算段だ。 寒そうな風景どおりの寒い中、Hiroshiさんとロッドを振った。 雪だもの。 魚の出は案の定渋く、午前中は5匹だけの釣果だった。それでも昨年に比べればずっといい。魚は岸よりしておらず、近くでは殆ど掛からなかった。けれど食うのは表層近くなのだ。寒くて活性が低いならば底だろうと底を引くとあたりが遠のく。水温は6度から7度くらいだそうだが、活性自体は低くないようだ。 素晴らしいコンディションの魚が釣れた。 ダブルヒットは珍しいので、並べて写真を撮った。 河畔の森は素晴らしく、たくさんの鳥がいるので鳥を見ながら釣りをした。 去年と同様ルリビタキが人を恐れず、写真を撮りやすいところで何ペアも遊んでいるので、気が散る。 デジスコのセットを持ち込もうかとずいぶん悩んだが、移動が面倒になりそうなので止めたことを少し悔やんだ。来年は持ち込むかもしれない。 昼はホテルから昼食がボートで輸送された。なんたる贅沢。暖かい弁当と暖かいみそ汁と暖かいお茶を、こんなところで食べられるとは。 暖かいみそ汁を湖畔で飲めるとは思わなかったなあ。 午後になっても状況は変わらず、相変わらず寒いし渋い。晴れて暖かくなる(といっても10度くらいだが)予報はデマであった。やっとガイドが凍らなくなるくらいは暖かくなったけど・・・。 午前中はスプーンばかりで釣ったけれど、午後はリップレスミノーやジグミノーで4尾魚を追加した。 フォーリングさせるとその途中に喰ってくる。意識的に喰わせている様で快感だ。そのうち一尾はリールについた砂を湖水で洗っている間に、ナチュラルフォーリングでバイトに持ち込むという高度なワザでのキャッチだった。高度なワザだってば。 昼前で、ガイドはこんな感じに凍りつく気温だった。 終了1時間前ぐらいに、akaさんが「ここ魚付いてますよ」と教えてくれた。 葦際から十本以上同じ場所で釣ったという。 「やってもいいですか?」と聞き、入らせてもらうと、確かに魚が付いていた。 同じ場所で6本のアメマスを釣ることが出来た。akaさんに感謝である。 最後にまとめて釣ると、なんだかずいぶん釣ったような気になるし、釣れる魚は40cmに満たないものが殆どだったけど美しい魚だったし、ロケーションもいいし、何より、周りにあまり釣り人がいないのが最高だ。 長い時間やって15匹は微妙だけど、昨年のことを思えば15倍の釣果だ。15倍はすごいだろう。 この美しい魚に感謝。背中の斑点が小さい。 夜は同行した8名で宴会だ。 私とHigeさんとHiroshiさん以外は、明日も釣りをするという。 私は、鳥見だ。 楽しかったなあ。本当にいい1日だったなあ。来年も誘ってくれるといいなあ。 Higeさん、何から何まで、どうもありがとうございました。 みなさん、優しくしてくれてありがとうございました。 Hiroshiさん、お金を貸してくれてありがとうございました・・・。 5月5日(月) 万年さんと鳥見万年さんを、私の良く行く鳥見場所に案内した。小雨の降る中だったので、条件的には厳しかったが、まあまあ色々な鳥がいた。桜やツツジも満開で美しかった。 期待していたオオルリはまだ来ていないようだったが、代わりにキビタキが相手をしてくれた。 今日見た鳥たち キビタキ、ルリビタキ、メジロ、イカル、シメ、アカゲラ、コゲラ、シジュウカラ、ハシブトガラ、ヒガラ、キバシリ、ゴジュウカラ、アオジ、キセキレイ、ハクセキレイ、アオサギ、カワラヒワ、エゾライチョウ、カワガラス、オシドリ、マガモ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、トビ、スズメ、ヒヨドリ、ウソ、ミソサザイ、ノビタキ、センダイムシクイ、エゾムシクイ(声だけ)、ウグイス(声だけ)、キジバト、カケス、オオジシギ、シマエナガ(万年さんだけ)以上36種 まずは、キビタキがお出迎え 美しい鳥ですねえ。 キビタキは写真の撮りやすい枝にとまるエライ鳥だ。 満開の桜にはメジロが来て桜の蜜を吸っていた。 キバシリは写真に撮りづらい鳥の一つだ。 午後から場所を変え、別の山に行ったら、道の真ん中に熊の糞が。 お目当ての一つがコレ。ただし、撮りたいのオスの方。 楽しい鳥見だったなあ。 万年さんありがとうございました。 お土産で早速一杯やりました。ごちそうさま。 5月3日(土) キセキレイ ひさーしぶりのニジマスまつさんと遊びに行った。「鳥見だよ。」と言ったけど、それでもいいと言うので、初心者鳥見講座の旅だね。 山深く入っていったけど、ごく普通の鳥がいただけだった。 天気が良く、暑いくらいの一日だった。 キセキレイらしいバックで写真が撮れて満足 まつさんが試しに投げたら1投で魚が掛かった。けど、バレた。 帰りに寄った川で久しぶりに虹鱒を釣った。小さいのばかりだったけど、ホントに久しぶりだ。 年々釣行ニジマス釣りへ行く回数が減ってきていて、一昨年は2回、去年は一度も釣っていないということが、外遊帳を読み返してみてわかった。 今年は虹鱒をマジメに狙ってみようかしら? 小さいのが多かったからこれでも少し大きく見えた。25cmくらい? 4月29日(火) セグロセキレイ午後から山へ行った。蝶や蛙、花などを見つつ鳥を探した。 収穫はセグロセキレイの写真を撮ったくらいかな。 ハクセキレイやキセイレイに比べると、見る機会がグッと少ない。 本州にいた頃はもっと頻繁に見た気がするけどな。 これまでまともに写真を撮ったことのない鳥だから少し嬉しかった。 子どもの頃は、顔の模様でハクセキレイと区別していました。 いくつか掛かる橋の上から川を眺めると、魚が見える。 車から道具を取り出し、スニーカーのまま川岸まで降り、ミノーを投げると、15cmほどの魚が食ついた。 5分だけの釣りだ。 あちこちにたくさんいた魚影は全部岩魚だったようだ。 あまり冴えない休日のようだけど、一人で山に入るのは、私にとってとても大切な時間。 4月19日(土) 折り紙(内遊帳)自由に遊びまくっているようだが、朝から晩まで遊べるって日は、それほどない。だから、この土曜日は重要だ。前の日から何して遊ぼうか迷って寝られなかったほどだ。 釣りをしようか、鳥を見にいこうか、山菜を採りに行こうか迷った末、山にナキウサギを見に行くことにした。 ルリビタキもできれば写真に撮ってこよう。ギョウジャニンニクもオマケに採ってこようと決め、早朝から家を出た。 結果、散々な休日となった。 あんまり思い出したくないが、1つだけ紹介すれば、一番新しいジャージを切り株で裂いてしまった。 ナキウサギポイントに続く林道が雪に埋もれていたため、機材を置いて雪を漕ぎつつ偵察に行った。ズボッと雪に足をとられこけた場所に、鋭利な切り株があったので、ジャージを破きヒザを負傷してしまったのだ。 コースが合っていることが確認できたので、気を取り直して車に戻って機材を揃え、ジャージの上にオーバーズボンを履き、再び雪の山道へ。そこで、さっきこけたところと同じ場所でコケ、オーバーズボンの同じ場所を破いてしまった。ズボンを破いたことより、自分のアホさ加減に泣けてくる。 だから、今日は外遊帳はやめて、内遊び帳だ。 娘が折り紙を楽しそうに折るので、私も久しぶりに折ってみた。 ビーグル犬。一枚を半分にした三角形から作る。かわいくて好き。 トカゲ。知り合いの持っていた本に載っていた。折るのに30分くらいかかってしまった。 キツネ。小学校の時に考えた私のオリジナルだ。 子どもの頃から外を駆け回っていたのでしょうと人から言われる。 それはそれで間違ってはいないけれど、内遊びだって山ほどした。 剣玉は日本けん玉協会検定2段くらいの実力があるし、お手玉だって3つくらいは問題なくできる。 コマだって、あやとりだって、めんこだって、ありとあらゆる遊びをしてきたのさ。ヒマだったからね。 折り紙では、好きだった動物をよく折ったが、子供用の本に載っているディフォルメされた形では満足できず、動物図鑑や鳥の図鑑を見ながらオリジナルな折り方を見つけて折っていたりもした。 上のキツネは上半身と下半身と2枚でできているので折り方は単純だ。ハサミを使わないで1枚から折るというのが、折り紙の不文律かもしれないが、小学生が考えたにしては全体のバランスも、足の関節の付き方といった細部もわりと良くできていると思う。 ちょっとマニアックな話だが、トカゲは蛇腹折りという技法を使って折っている。知人の持っていた本に載っていたのだが、画期的な折り方で折り紙の技術も日々進化しているのだなあ(私が知らなかっただけかもしれないけど)と感動した。今度、大人用の折り紙の本を買ってこようかな。 さて、次回更新では、ちゃんと外遊帳らしい報告ができると良いのだけれど。 4月14日(月) パスタと餃子とアメマスと昼頃まつさんが来た。本日は、昼飯=まあきち亭 ちょっとアメマス 晩飯=まあきち亭 というコースだ(そうだ)。 昼飯は、まつさんと妻に、アサリとエリンギのパスタとササミと梅のパスタを振舞った。 このパスタは、店で出せる味だと思うなあ。 アサリのパスタは、生クリームと味噌で味付けをするのだが、アサリの出汁との愛称が抜群だ。 ササミと梅は、まあ予想通りの味だが、これはあまり不味くはならない。 パスタにちょこっとだけ白ワインを使ったのだが、後は大体呑んでしまった。 どうせ真面目に釣りをする気はないし、まつさんが運転してくれるのでいいでしょう。 2時半ごろ釣り場につき、まつさんがそこでウグイを2尾ほどかける。 場所移動したポイントでまつさんがアメマスを一尾釣った。 私は1,2度アタリらしきものがあっただけで、無釣果だった。 けれど、ウグイをマイナスポイントとすれば、0対マイナス1で、私の勝ちだ。 スレでウグイならマイナス2ポイントだよ。 この日唯一のアメマス。これもまつさんの釣果だ。 帰ってからは餃子を作った。 娘とまつさんが種を皮に詰めてくれた。 この作業が、楽しい。 失敗がいくつかあったけれど、まあ美味しく食べられたのでいいかな。 まつさんが持ってきてくれた貴重な焼酎と、ビールが進むこと。 昼はワイン、夜はビールと焼酎。相変わらず、呑んでばっかりだ。 飯の後、まつさんと娘と、折り紙を折った。 あまり知られていないが、私は折り紙が得意なのである。 4月13日(日) 今年は、もうほとんど雪がない今年は暖かいので山の雪もなくなるのが異常に早い。午後から、山奥へ鳥と釣りのポイントを偵察にいった。 大きなキツツキを探したけど、小さいのしかいなかった。 ある場所で、猛禽が足もとから飛び立ち、目の前の枝にとまった。 ノスリであった。 こんなに山奥の林道でノスリを見るのは初めてだったが、間近で見れたのでラッキーだ。 少し痩せているように見えるけど、気のせいかな。 道すがら、ホオジロやベニマシコなどに出会った。 だんだん、夏の鳥も増えているようだ。 次の鳥見が楽しみになった。 木の芽も、春らしい。 4月6日(日) 雁を探しに パート2予定通り午前中で仕事を片付け、鳥見に行った。途中、キレンジャクの小さな群れに出会った。 人を全く怖がらないし、車も全く通らない道なので、ゆっくりと撮影することができた。ただ、風が強かったり、バックが悪かったりで、結果はイマイチだ。 雁はうじゃうじゃいるが、あの何千何万の中から、お目当ての雁を探し出すのは至難の業である。 ハクガンはいればすぐにわかる。シジュウカラガンも遠くからでも、まあわかる。 ハクガンは探しやすいんだけどねえ。 しかし、サカツラガンとなると、遠目では全然分からない。カリガネなんて、もっともっと分からない。一羽一羽双眼鏡で探していたら、目がチカチカしたよ。 結局、23羽のハクガンの群れと、10羽前後のシジュウカラガンを発見したが、どちらも距離があったので撮影には不適だった。 UMAの写真並みだな。単なる証拠写真だよ、これじゃあ。 そういえば今日、ガンを探していたらシロさんのと同じ車を見つけ、「あっ」と思ったらその後ろをまつさんらしき車が付いていった。あれはシロさん、まつさんじゃないかなあと思ったら、別の場所で鳥を探しながらトロトロ走っている私に気づかず抜かしていった。 まつさんに電話をかけると、やっぱりシロさんとまつさんだった。 釣れたのかな? 4月5日(土) 娘、自転車練習娘の自転車の補助輪を外そうと思ったら工具がなかったので、近くのホームセンターに買いに行った。ウチに戻ると、今さっき万年さんが来て、娘にプレゼントを持ってきてくれたと言う。 鉄っちゃん垂涎の色鉛筆だ。娘は大喜びだ。 万年さん、ありがとうございました。お礼は、娘の描いた似顔絵でいいですか? 限定品という文字が見える 鉛筆を転がすと、側面だけでなく上部の絵もついている。 さあ、補助輪を外して、練習開始だ。 最初は坂道で練習した。 途中、犬を連れた初老の夫婦がいて、娘にシュークリームと和菓子をくれた。 娘は誰に似たのか愛想がいいので、よく人から物を貰う。 「おじょうちゃん、犬と遊んでくれてありがとね。自転車の練習がんばってね。」だそうだ。 娘が犬に遊んでもらっていたようにしか見えないのだがね。 坂道で少しバランスがとれるようになってから、河川敷の駐車場で練習した。 飽きずに練習するので、今日だけでとりあえず直線ならこげるようになった。 よたよたとではあるが、とりあえず乗れるようになった。 何度転んでも泣きもせず、練習を続けたのは見どころがある。一度などは坂道を下っていて、スピードがつき過ぎ、とまれずに縁石に激突し、ふっとんでいたのだが、ぐっと痛みをこらえて再びチャレンジしていた。しかし、いつまでたっても帰ろうと言わないのは、ちょっと困る。 こんだけ歩いたり走ったりっていうのは、最近では皆無だ。痛めている足がだいぶ疼いた。 帰って夕飯を作って娘達を風呂に入れれば、私の家庭業務は終わりだ。 後は、明日朝キチンと早起きをして、午前中で職場の仕事を片付け、午後からは鳥を見に行くぞ! |